歯周病と糖尿病について研究がさかんにされています。
最近の研究ではインスリン抵抗性として注目されているアデイポネクチン、レジスチンについての報告がありました。
調査対象は34人重度歯周病の女性と42人健康歯肉の女性(50歳~59歳)。アディポネクンの血清レベルは、肥満、喫煙、年齢でそれぞれ評価した。歯周病患者においてレジスチンレベルの増加は明らかな関連性があったのですが、歯周病患者のアディポネクンの血清レベルの低下は、統計学的な差はなかったようです。
日本人女性においては、レジスチン血清レベルの増加が歯周病のある中年女性における健康状態に影響している可能性が示唆されています。
J Dent Res. 2008 Apr;87(4):319-22. Serum levels of resistin and adiponectin in women with periodontitis: the Hisayama study.
レジスチンはRELMファミリーの蛋白であり、脂肪細胞より分泌され、動物モデルではインスリン抵抗性をもたらすことが知られています。しかし、これまでの研究では動物腫によってレジスチンの機能が異なることが示されており、特にヒトにおける肥満や2型糖尿病との関連はまだ不明です。
今回は日本人女性に限定した研究ですが、レジスチンが歯周病と関連している可能性があるようです。
